エイジングケアにも、美白ケアにも使われている美容成分と言えば、プラセンタです。
保湿・美白・エイジングケアの3大美容を全て兼ね備えており、美白効果では厚生労働省の認可も得ています。
プラセンタとは胎盤のことで、化粧品に使われているのは主に豚と馬のものです。
胎盤は胎児に栄養を与え、育て、保護する役割を持っているだけあり、栄養が豊富です。
アミノ酸、タンパク質、ビタミンなど、美肌に欠かせない成分がたくさん含まれています。
とりわけ、プラセンタに含まれるタンパク質の中にはグローファクター(成長因子)と呼ばれる成分が豊富に含まれていて、肌の新陳代謝を促進してくれます。
プラセンタは60代・70代の肌のハリや美白、しわ対策をしてくれる

60代・70代になると、肌のターンオーバーにかかる日数は90日以上とも言われています。
健康的な生活をしている20代で28日ですから、じつに3倍もの時間がかかります。
古い角質が残り続けるから、日々の乾燥や紫外線ダメージが蓄積していきます。
すると、どうしても肌は乾燥し、こわばり、くすんでいきます。
プラセンタは新しい肌へとスムーズに入れ換われるようにサポートしてくれるのです。
また、グローファクターにはコラーゲン生成を促進する働きもあるので、ハリのある肌へと導いてくれます。
他にも抗酸化作用があるビタミンやミネラルも含有しています。
ただ、スキンケアだけで、60代・70代の肌にあるシワを減らしたり、たるみをなくすことは、現実的ではありません。
しかしエイジングケアをすることで、若々しい明るい印象の肌づくりは可能です。
たとえば、プラセンタには表皮にある保湿因子のNMF生成をサポートするアミノ酸が含まれているので、保湿を高めてくれます。
NMFに限らず、皮膚の主な成分はアミノ酸なので、肌なじみも良く、ダメージ修復効果も期待できます。
肌は潤うだけでも、透明感のある肌になります。
できたシワをなくすことはできなくても、潤いとハリ感がアップすると、目立ちにくくなりますし、現状のシワを深く太くしたり、増やすこと防ぐことはできます。
美白面では、メラニンの生成を抑える働きがあるのでシミ対策ができます。
シミとエイジングケアは分けて考えられていますが、シミが目立つ肌は老けてみられますので、シミ対策もエイジングケアの一部だと言えます。
プラセンタは1つで沢山のケアができるので60代・70代におすすめの成分
ただ60代・70代の肌は乾燥しやすく、バリア機能も衰えているので、デリケートです。
デリケートな肌に何種類もの化粧品を重ね塗りするのは、かえって肌に負担をかけてしまいます。
プラセンタならば、3つのケアを同時に叶えることができるので、スキンケア用品をたくさん使う必要がなくなります。
その点でもプラセンタは60代・70代の肌におすすめの美容成分なのです。